第六話    「術」

アルド「今日の訓練は術の訓練だ。」
フェイン「・・・初めてだな。」
独り言をボソッと呟く。
内容は三人一組になって力の調節、最大威力の底上げだった。
ヤマチュウと相対して
フェイン「ブラスト!!」
炎の初級術、ブラストを唱えた。
ヤマチュウ「ブロウ!!」
ヤマチュウが唱えたのは、雷の初級術、ブロウだった。
ズドォォン!!
お互いの術が相殺される。
シルフィアは何故か暇だから、と言って他の女と術をぶつけ合っている。

ぶつけ合っていた相手の少女が何故かこちらに歩いてきた。
少女「へえー君達がさっきの女の子と一緒に入って来たって言う男の子達か。」
二人「「へっ??」」
少女「あっ、自己紹介が遅れたわね。私はニーシェって言うの。
宜しくね。じゃあ四人で練習しましょうか。」
二人「「ええーー!?」」


何だかんだで三人組にもう一人加わって四人組になった。
どうやら彼女は日常がつまらなかったので、義勇軍に参加したらしい。

・・・で
一緒に練習を始めたのはいいのだが、ニーシェが使ってくる術が「キエアル」や「ウェブルア」とか言う、風や水の中級術だったのである。
当然彼らの持つ下級呪文では対抗できる筈も無く、あっさり力負けしてしまったのである。
ニーシェ「あらら、合わせた方が良かったの・・・かな?」
フェイン「あ・・・当たり前だろ・・・。」
ヤマチュウ「痛たたた・・・。」





んで
ヤマチュウ「何でお前がここにいるんだよ・・・。」
ニーシェ「あら、なんか問題あるの?」
ヤマチュウ「いや、何も無いけどさ・・・。」
彼らの家に何故かニーシェまで付いてきたのである。



晩御飯
ヤマチュウ「不味い・・・。」
フェイン「俺達と一緒に居るような娘はどうしてこう料理が下手くそなんだ?」
ニーシェ「文句言わずに食べなさい。」
彼女も料理がど下手なのである。
ヤマチュウは記憶喪失なので飯が作れない、残りの三人は料理の練習をしていないと言う、最悪の組み合わせである。












続く・・・。(逃)


作者後書き
まあこれで仲間が四人。ロールプレイングゲームの定番である人数になりました。
まぁここから急展開になることは無いので期待しないで下さい。

シュンの一言:なんでRPGって4人と言われるんですかね?(DQで言うと3・4・6・7・8と約半分ですが・・・)