第1話  「旅立ち」

赤髪の男「よしこれで準備完了っと。さあ行くか・・・。」
腰に剣を帯びた。盾も持った。
まだ今は午前4時誰も起きている筈が無い。歩を進め・・・ていると見慣れた女がいた。
空色髪の女「何一人で行こうとしてるの?」
赤髪の男「げっ、シルフィア!!」
シルフィア「げって何よ!フェイン!幼馴染にそんな言い方無いでしょ!」
フェイン「・・・・・・」
考えていることがばれていた。流石は幼馴染、と言ったところか。
シルフィア「私も行くわよ。」
フェイン「引き下がるお前じゃないもんな、いいよ。」
シルフィア「じゃあ行きましょ。」
俺達は故郷の村を後にした・・・。




一時間後
フェイン「そういやお前、どんな物もってんの?」
シルフィア「服とお金以外は何も無いよ。」
フェイン「仕方ない、武器屋寄るか・・・。」
装備
フェイン
武器-銅の剣
盾 木の盾
鎧 銅の鎧
シルフィア
武器-木の弓・ナイフ
盾 木の盾
鎧 銅の鎧
一応の装備は整った。しかし一気に懐が寒くなった。
フェイン「何でお前、旅に出るのに何も武器を持っていないんだよ・・・。」
シルフィア「気にしなーい。」
フェイン「まったく・・・。今日は野宿だな・・・。」
日が暮れてから適当な場所を見つけて野宿の準備を始めた。
シルフィア「疲れたー。そういやこれから何処に行くの?」
フェイン「義勇軍の応募があるから本拠地のある山にいくんだ。
それにこの距離だったら三日はかかるぞ・・・。それにこれからの行程はもっとキツイぞ。」
話のあとすぐにシルフィアは既に寝ていた。俺も目を閉じた。なかなか眠れなかった。
疲れている筈なのに。気が昂ぶっていた。
剣を握ったら気が落ち着きようやく寝れた。



翌朝
シルフィア「おきなよフェイン。ねえ。」
フェイン「うーん、後10分・・・・・・。」
フェインは昨日かなりの早起きだった上にもともとネボスケなのだ。
その上彼は昨日気が昂ぶってなかなか眠れなかったのだ。
シルフィア「起きなさーーーーーーい!!!」
バキッ!!ボカッ!!ビシ!!バシ!!ボカ!!
暫くお待ち下さい










フェイン「全く・・・朝から過激な起こし方だぜ・・・。」
シルフィア「起こすこっちの身にもなってよ・・・。」
こんなやり取りがこれから毎朝続くのかと思うと先が思いやられる。
(ちなみに五分間ずっとなぐりつづけなければ起きなかったのは余談。)
騒いでいるうちにモンスターがやってきた。おおとかげが三体・・・牙をむいてきた。
フェイン「起き抜けにモンスターと戦うのかよ・・・。勘弁してくれ。」
シルフィア「そう言ったら誰か助けてくれるの?」
フェイン「まっ、そりゃそうだが・・・。」
二人は各々の武器をかまえた。
シルフィア「たあっ!」
シルフィアが矢を放つ。おおとかげ一体の眉間に刺さりあっさり倒れた。
残りの二体が向かって来た。
シルフィア「フロスト!!」
冷気の塊がおおとかげに直撃、おおとかげは倒れた。
もう一体はフェインの一撃により頭と胴が離れていた。
さて麓の村に向けて再び歩を進める。
フェイン「お前いつの間にそんな術覚えたんだよ。」
シルフィア「ついこの前。」
フェイン「恐ろしい女だ・・・。」
シルフィア「何か言った!?」
そんな会話をしている内に麓の村についた。
とりあえず宿をとった。
今日も一日が終わる・・・・。

翌朝
今日は早く起きれた。
シルフィア「なーんだ、つまんなーい。」
フェイン「何がだよ!!」
朝っぱらからこんな会話である。
これから彼等は山登りをするのである。準備をしなければならない。
買った物
傷薬40回分(1本5回分)
解毒薬20回分
砥石3個

テント1つ
フェイン「さあ行くぞ!」
山に入った。
本当は、ここでモンスターに出会うのだが、何故か会うことなく義勇軍本拠地に着いたのである。
しかし既に日は落ちて夜になっていた。
テントを張って寝た。


ようやく書き始め・・・たのはいいんだけども、これ構想を練り始めて
三ヶ月もかかっているんですよこれ。
(しかも練ったのは序盤と後半、終盤と術だけと言う状態。こんなんで大丈夫なのだろうか?)
その上一話に三日(物語上で)もかけてしまいました。
でもこんなことがあるのはこの一話だけだと思います。

シュンの一言:ナイフ空気w